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でいりぃおくじょの

うれしい日、悲しい日、落ち込んだ日、むしゃくしゃする日、いろんな日があるけれど、
毎日ひとつ、自分のために、元気になることをしようと思います。
一日一元!!自分の元気が、周りの人の元気になりますように。

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2010/01/09(Sat) 高級ジーンズ奥薗壽子 MAIL 

昨日の夕方のニュース番組でやっていたちょっといい話。

それは、とある高級ジーンズメーカーの話。

世の中はデフレスパイラルとやらで
ジーンズも去年あたりから1本1000円を切る時代に突入しましたよね。
まあ、消費者の立場からいえば、安いに越したことはないのでしょうが、
そんな時代に
そのメーカーが作っているのは1本2〜3万もするジーンズなんです。

なぜ、そんなに高くなるかというと
素材は完全に綿100%なんだけど
デリケートな綿素材というのは、正確に裁断するのがとても難しく
この道のプロでないと切れないのに加え
湿気があると生地がゆがんだり縮んだりするため
雨降りなど湿度の高い日は、裁断をしないなどのこだわりもあり

また、縫う糸も綿100%にこだわっていて
そうなると日本のミシンでは縫えなくて
古いアメリカのジーンズを縫っていたミシンをアメリカから取り寄せて
そうなると、そのミシンのメンテナンスはもちろん
そのミシンで縫うのも、高度なテクニックが必要で

そういう小さなこだわり一つ一つに決して妥協しないで
丁寧に手作りされているジーンズなんです。

メーカーの社長さんいわく、5年後10年後でも古くならないジーンズなので
安くする必要も、流行を追う必要もなく
飽きのこない形を作り続ける。

800円くらいでジーンズが変える時代に
この高級ジーンズが売れているというニュースが
嗚呼、本当の心というのをわかる人(値段の問題ではなくて)は
確実にいるのだなと思えて
なんともうれしかったのです。

本質の見えない時代といわれています。

見掛けだけ仕事のできそうに見える人
まじめで誠実に見える人

でも、ちょっと一緒に仕事をしてみると
いいかげんで行きあがりばったりで、不誠実だったり。
結果、ひどく傷ついてしまう。

大人なんだから、そんなことくらい
さらりとかわせたらいいのだけれど
なんとも言えず、やり場のない気持ちになる。

それは丁度上海に行った時に感じた違和感と似ているかもしれないなと思う。

きれいな高級ホテル
近代的なビル街
高級ブランドショップが立ち並ぶメインストリートから一歩はいると

道路にはごみが散乱して
人は道につばやたんを平気で吐き
トイレは流してない状態でべたべたと汚れ
パジャマのような来た人がうろうろ歩いていて

表から見える近代的な高級感や美しさから
ほんの一本はいるだけで、見えてくる別の顔。

私は、その裏側から目を背けることができなくて
きれいなメインストリートでお祭り気分を味わうことがどうしてもできず
どんどんやりきれなくなってくる。

上海には数回行ったことがありますが
もっとも苦手な都市のひとつです。

本質の見えない時代というのは
おそらく、そんな風に、見える部分だけをきれいに整え
その薄っぺらなメッキの下にあるものを
わざと見ないようにする時代なのだなと思う。

不器用な私は
そんな風に器用に使い分けられないから
いちいち傷つきまくってぼろぼろになるのです。

でも、今日のジーンズメーカーのニュースを見て
裏表のギャップに傷ついたっていいのだと思ったのでした。

そういうことに傷ついたって
けっして、だめなわけでも弱いわけでもなく
ただ、そのまま不器用に、且つ誠実に生きればいいのだと思ったのでした。

同じようにそれに違和感を持つ人はいるわけだし
同じように、そういう風になりたくないと思っている人もいるわけだし

表から見えない部分で、こつこつ努力する
それはかっこいいからでも偉いからでもなく
自分がそういう生き方がしたいから、そうする。

答えは簡単なこと。
ただ、それだけ。

時代に流されず、
自分らしく生きるということは
つまりは、そういうことなのだと思ったのでした。




2010/01/01(Fri) あけましておめでとうございます奥薗壽子 MAIL 

新年あけまして、おめでとうございます。

昨年は本当にわけのわからないまま終わったような一年でした。

私の中に在る常識という範疇をはるかに超え
今までの人生における経験則、予備知識も何の役にも立たず
精神的にも肉体的にも、許容範囲をはるかに上回る
大きな大きな荒波に巻き込まれ、翻弄された一年でした。

昔、占い師の友達が私に言ったことがありました。

人生の荒波に巻きこれたとき
一番してはいけないことは、無駄にもがいて抜け出そうとすること。
それは、ただ消耗するだけで、
そのことで、良い結果に向かうことは決してないのだと。

そんなときは、力を抜いて、
荒波が荒れ狂うまま、翻弄されなさいと。

やがて、波は静まり、
平穏な日々が戻ってきたとき
前向きに生きていくだけの体力と精神力を残しておくこと
それが大切だと。

だから私
その占い師の友人の言葉通り
どんな理不尽なことが起こっても、もがいたりせずに素直に受け入れて
嵐が通り過ぎるのをじっと待っていたんです。

長い長い嵐でした。

4月から10月まで続きました。

ようやく嵐がやんで、ほっとしたのもつかの間で
身も心もぼろぼろになっていて
その傷がいえるまで、更に二ヶ月を要しました。

そんなわけで、
今年は、本当に文字通り
つるんと一皮むけました。

いろんなことがあったおかげで、見えたもの、わかったことがたくさんありました。

今まで、当たり前にやり過ごしてきた
人の優しさや、思いやりや誠実さというものに対して
心から感謝できるようになりました。

今年は、今まで以上に誠実に生きたいと心から思っています。

頭の中や心の中がぼろぼろになって、
いろんな意味で空っぽになってしまいましたが、
昨年末あたりから、ようやく
そこに埋めるべきものを、探す気力がわいてきました。

今年前半は、おそらくここに埋めるべきものを
インプットする作業に追われると思います。

いろんなものが心の中や頭の中にある程度たまってきたら
また、それをアウトプットする作業として
でいりいおくじょのを書き始められると思います。

ゆっくりゆっくり
今、新しいことに向かって歩き始めましたので

ゆっくりゆっくり
見守っていただければ幸いです。

皆さんにとっても、明るい未来に向かって歩き続ける一年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




2009/09/05(Sat) 鶏の玉ねぎ煮奥薗壽子 MAIL 

今年の夏は
梅雨が明けたと思ったら、梅雨が舞い戻ってきて
大雨、台風などの影響もあり
いろんな野菜が高騰していますね。

特にうちの近所では
一時期玉ねぎが品薄になっていて
スーパーの棚に、オーストラリア産の玉ねぎなんていうのが
普通に売られていたのには、ちょっと驚きました。

いや、なんていうか
玉ねぎとかじゃがいもとかにんじんとか
こういう冷蔵庫にいつもあるような野菜が
輸入物に取って代わられるって
そうそうあることじゃないと思うんですよ。

で、そのときは、物は試しとオーストラリア産の玉ねぎなんぞ
買ってみたのですが
やっぱり、ちょっと繊維がすじっぽい感じが、私はしました。

さて、さて、その玉ねぎです。

実は先日、淡路島に講演に行ってきまして

で、淡路島といえば、特産は玉ねぎ!!
雨とか日照不足の影響は、ほとんどなかったようで
例年通り豊作だったとかで
講演のあと大量の玉ねぎを送っていただきました。

玉ねぎ大好きなので
めちゃめちゃうれしいです〜。

早速、サラダに、炒め物に、味噌汁にフライにと
ぜいたくに玉ねぎ三昧させていただき

今日は、我が家の定番鶏の玉ねぎ煮!!

大量の玉ねぎで、鶏を甘辛く煮るんです。

作り方はこう
醤油、みりん、酒、を煮立てたところに
鶏もも肉を入れてさっと煮、
その上に、大量の玉ねぎの薄切りをのせるんです。

どれくらい大量かというと
鶏二枚に対して、玉ねぎ大きいの4つくらい。
それを、横薄切りにして鶏の上に乗せ
ふたをして煮るんです。

煮汁も少なく、
最初は大量の玉ねぎが鳥の上に載ってだけって感じなんですけど
そのうち、蒸し煮にすることで、玉ねぎがどんどんしなしなっとなってきて
もちろん玉ねぎからの水分も出て
やがて、煮汁が玉ねぎの上まで上がってきて
玉ねぎも茶色くトロりとなってくる。

そうしたら、そのまま弱火で煮続けてもいいんだけれど
土鍋なんかで作れば、そこで火を止めれば良いわけで
後は余熱で、更に玉ねぎがとろとろになって、
いい感じのソースになるんです。

ちなみに玉ねぎの切り方は繊維を断ち切る方向で
そうすれば、早くトロりと軟らかく煮えるんです。

これはそのまま食べて、もちろんおいしいのですが

私は、煮汁の中で、鶏を大きく木べらでほぐし
(軟らかく煮えているので、木べらで切れるんです)

炒めたチンゲンサイの上に、たまねぎソースごと鶏肉をたっぷりかける。
チンゲンサイをこの煮汁の中で煮てしまうと
煮汁にチンゲンサイの水分が入ってしまうので
そうはしないで
チンゲンサイだけを別にいためておいてお皿に盛り
上から、この玉ねぎソースごと鶏肉をかけるのがポイント。

しゃきしゃきしたチンゲンサイに、
鶏肉のうまみ、玉ねぎの甘味がたっぷりとしみこんだ煮汁がからんで
これ、本当においしいんですよ。

鶏肉には、ちょっとからしなんか漬けて食べても
またおいしいんですね〜。

明日は、この煮汁に溶き卵をまわしいれて親子丼にするつもり
玉ねぎと鶏肉だけで
入れて煮るだけなのにおいしい

忙しいときのおたすけメニューです。

<今日の梅子>






2009/09/03(Thu) さんまの塩焼き奥薗壽子 MAIL 

今日は帰りが遅くなってしまったので
夕飯は、簡単にさんまの塩焼き。

後はわかめと油揚げと玉ねぎの味噌汁
もやしとかにらなど野菜たっぷりにお肉をちょっぴり入れて野菜炒め。
後はちょっとした和え物とか冷奴とか、まあ適当に。

この前、朝の情報番組で
さんまの塩焼きをやっていたので見ていたら
割と満足いくように焼ける人って少ないようで

そんなもんなのか〜と思ってみていました。

私の焼き方はこう。

私はまずさんまをザーッと水で洗ったら
うろこを取るかとらないかという話ですが
私は、ほとんどとったことがありません。

生さんまならいざ知らず
この時期、うちの近所で売っているさんまは冷凍ものなので
一尾97円!!
(冷凍といっても、とってすぐに冷凍して運ばれてくるので
冷凍だから、どうのこうのとは思いません)
ほとんどうろこがついていることってない気がします。
また、仮にうろこがついてたとしても
私、ほとんどそれが気になったことなんてないです。
だから、少なくとも、めちゃめちゃ鮮度のいいさんまが手に入る地域の人以外は
うろこは気にしなくていいんじゃないかと思います。

で、軽く水気を拭いたら塩をして10分くらいおきます。

塩をしてすぐに焼いてもいいのだけれど
10分くらいおくと、身のほうに塩がしみこんで
なんかちょっとおいしくなるんですよね。

その間に魚焼グリルに火をつけ、熱くしておきます。

あらかじめ熱くしておくのって、けっこう大事で
食パンを魚焼きグリルで焼くときも
パンを入れて、グリルに火をつけて焼くより
あらかじめあつーくしておいて、さっと焼いたほうが断然おいしいんですね。
水分が逃げないせいか
表面はさくさくで、中はふんわり焼けるんです。

さんまも同じで
あつーくしたところに入れて、一気に焦げ目をつけたほうが、
うまみも逃げず、皮は香ばしく、身はふんわりしっとり焼きあがるんです。

で、焼くときは、再度ぱらぱらともう一度塩を振る。
しみこんだほうの塩とは別に、表面に塩がついていると
これがまた、味がきゅっと締まるんです。

さてさて、うちの魚焼きグリルですが
水を入れて使うやつで、片面焼き。

だから途中ひっくり返すことを考えて
盛り付けたとき、上に来るほうを下にして、焼くんです。
つまり上に来るほうを最後にパリッと焼いたら、きれいに見えるものね。

そうそう、皮目に包丁目を入れておくと、皮が破れず、火の通りも早くなります。

香ばしい焼き色がついたら、ひっくり返して
反対側も香ばしく焼けば終了。

このとき、うちのグリルだと、割と庫内が小さくて
火の当たり方もすごーくムラがあるから
真ん中辺りにあった、きれいに焼けたやつから取り出して
端っこのほうにいて、うまく焦げ目がついてきてない子も
真ん中に動かして、前面きれーなこげ色をつける。
これちょっとめんどくさいんだけど
最後の一切れまで、
全体にきれーなこげ色をつけてたほうが、ぜったいおいしくです、ホント。

お皿に盛ったら大根おろしをたっぷり。
魚の焦げには発がん性物質があるとかないとか言われていますが
大根おろしをたっぷり一緒に食べることで
その発がん性が解毒されるらしいんですね。
あくまで、らしいってことらしいんだけど
でも、大根おろしはたっぷりのほうがおいしいもんね。

娘もいつの間にか
一人できれいにさんまが食べられるようになって
なんか、こんなささやかなことでも
子供の成長を感じてうれしくなってしまう母なのでした。


<今日の梅子>






2009/09/02(Wed) お弁当再開!奥薗壽子 MAIL 

新学期2日目
今日からお弁当再開です。

今日のお弁当は
鮭のチーズフライとフライドポテト
小松菜のおかか炒め
出し巻き卵とミニトマト

最近、お刺身用の鮭にはまってまして

おそらく北海道とか東北とかの人は
鮭をお刺身で食べるなんていうのはあたりまえのことなのでしょうが

京都生まれ京都育ちの私は
今でこそ、お寿司のネタなどでも食べるし
お刺身盛り合わせに入ってたら、おいしくいただきますが

サクでお刺身用の鮭を買うなんてことは
マグロやかつおやブリなんかに比べたら
ほとんど“なかった”とおもうんです。

だからスーパーでお刺身用の鮭がサクで売っているのをみても
かつおを見て、今日はたたきにしようとか
マグロを見て、鉄火丼だぁ~とかというふうに
いまひとつ気持ちも盛り上がらなかったというか。

ところが、
このお刺身用冷凍トラウトサーモンの固まり
うちの近所のスーパーで売ってるのは
値段も手ごろで、ちょっと買ってみて
もし仮に失敗だったとしても、許せるくらいの値段なもので
ものは試しと買ってみたわけです。

そのときは、生臭かったりしたらいやだなあと思って
たたき風にさっと焼いて食べてみたのです。

すると、おいしいんですよ。
いや、思っていた以上においしい!!

それで、次のときは、アボカドと一緒に酢飯の上に乗せて
チラシすし風にしてみたら、それもおいしい

で、また次の時は、野菜を一杯あわせてサラダ風にしてみたら
それもおいしい!!

で、昨日は、ちょっとおしゃれにカルパッチョ風に仕上げてみたら
それもまた、おいしかったです。

で、少しだけ取り分けておいたサーモンを
今日は、フライにして、お弁当に入れたというわけです。
お刺身用の切り身なので
皮も骨もなく
ちょっととりわけで置けば、他にもいろいろ使えそうです。

フライドポテトは
皮ごと電子レンジにかけたじゃがいもを
くしに切って、
フライを焼き揚げにするとき、一緒に焼き揚げにしたのでした。

ポテトサラダとかコロッケにするときは
私はゆでたほうがおいしいと思うし
2個以上の芋を加熱するときは
鍋でゆでるほうが早い気がして
電子レンジを使うことは、まずないのですが

お弁当用にフライドポテトにするときは
チンするんです。

それもラップも何にもせずに皮ごと
じゃがいも100gに対し1分半から2分です。
今日は小さめの芋150gくらいだったので3分チンしました。

すると、いい感じに水分が抜けて
ホクホクに仕上がるんです。

さてさて、これから、また朝は戦争になります。

でもまあ、何とか、あまりがんばりすぎずに
ぼちぼちやることにします。

<今日の梅子>






2009/09/01(Tue) トンネルの先の光奥薗壽子 MAIL 

いや~、長いトンネルでした。
長くて長くて、先が見えなくて
正直に白状すると
途中、かなり気弱になりました。

一冊の本を作るのが
これほど大変で苦しいと思ったことはなかったし

レシピを考えるとか
料理のアイデアを考えるのとか
そういう、専門分野での苦しみとは違うところに
今回の本作りのつらさはあったので
(詳しくは書きませんが)

自分の努力で何とかなるのか
努力しても、だめなのか
いける!と思う気持ちと
やっぱりだめかも・・・と言う現実の中で
揺れ動く日々でした。

この夏、
テレビとかで、
自分と戦っているタレントさんの姿を見ましたが

そのたびに
嗚呼、最終的には
自分に勝てるかどうかってことなんだなと、
気持ちを引き締めたりしました。

一ヶ月以上の長丁場だったので
集中力ややる気がなくなることも多々あり

そんなときは
仕事机の上にキッチンタイマーを置き
45分仕事したら15分好きな本を読むという規則を自分で作り
強制的に自分を時間で縛り付けました。

この夏読んだ本は
主に新田次郎氏の山岳小説で
「孤高の人」や『剣岳』などを黙々と読みました。

孤高の人というのは
単独行の加藤と呼ばれた一人の登山家の話で
普通チームを組んで登っても大変な冬山に
一人で上っていくんですね。

何度何度も死にそうなくらいつらい目にあって
そのたびに、なぜ自分はこれほどまでして山に登るのか
と言うことを、延々自問していく。

何も命がけで極寒の冬山に単独で登らなくても
山に登りたいだけなら
もっと違う登山の仕方もあるはずなのに
楽して楽しむために登るのでは
自分の山への答えを見つけることが出来ないと彼は思っていたのだと思うのです。

そこまでして、なぜ登るのか
周りからもそういう風に見られながらも
自分の登り方を変えない加藤。

一人科目に山を登っていく彼の姿に
自分を重ね合わせて
(いや、私は彼ほどすごくないので、恐れ多いことですが)
がんばれがんばれと、自分に言ってみたのです。

もっと楽して本を作ることもできるのに
なぜ、そんなしんどいことを一人でやろうとするのか
自分でもわからないのだけれど
この小説を読むと、
そういう人間がいてもいいんじゃないかと思えてきたりしたのです。

さてさて、
そんなこんなで
ようやく、今回の本
何とかトンネルの先に光が見えました。

いや、まだまだやらなければならない作業はいっぱいあるのですが
何とか、出来上がるめどがつきました。

今日から9月。
新学期も始まりました。

でいりいおくじょのも
ちょっと長いお休みをしましたが
また、再開しようと思います。

いろいろ、温かいお便りをたくさんいただきました。
寒い寒い冬山で加藤がすすった、甘納豆を溶かしたお汁粉
それが、彼の元気を復活させたように
温かい言葉の一つ一つで、私もそのたびに元気をいただきました。

これからも、がんばろうと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。




2009/08/05(Wed) レシピを守る奥薗壽子 MAIL 

料理研究家にとって
一つ一つのレシピは自分の子供のようなもので

自分しかわからない
成長の過程や苦労や喜びがあって
本にするということは
育て上げた子供を嫁がせるようなもので
幸せな状況で嫁がせてあげたい
嫁いだ後も、みんなにかわいがってもらいたい
それはもう、だれもが持つ親心と同じでして

今、取り組んでいるのが
総レシピ数約250ある大型料理本

私としては、ここ数年の蓄積をまとめた自信作となるはずの一冊です。

レシピ数も十分
内容も、自分では文句なし
今まで蓄積した新しい料理のコツも
ふんだんに取り入れ、紹介しました。

本来なら
撮影も終わった後
まあ、もろもろ作業はたくさんあってしんどさはあるものの
完成に向けて喜びに浸っているところ・・・のはずなのですが

実は、想像を絶するようなトラブル続きで
私も、頭が真っ白になるようなことの連続で

絶望的な気持ちに、何度も何度も陥りました。

けれど、
私のかわいい250ものレシピを見捨てるわけには行かない

自分の子供の晴れ舞台を最高のものにしたくない親などいません。

自分の生活の全てをかけても、
このかわいいレシピたちを守らなければなりません。

見掛けだけはきれいに装っておきながら
耐震強度を偽って建てられたマンションが問題になりましたが
平気で手を抜ける人間がいます。

でも、その一方で
損得勘定抜きで
身を徹してでも
本当にいいものを作りたいと思っている人間もいる。

私は、どんな状況にあっても
後者の人間でいたいと思います。

そんなわけで
今、全ての時間とエネルギーを
かわいいレシピを守るためにつぎこんでいる状況でして
でいりいを書く時間も、惜しんで作業を進めております。

秋には、このかわいいレシピたちが
一世一代の、良い本となって巣立っていけると
そのことだけを思って、がんばっています。

これが私の近況です。




2009/07/29(Wed) シンクロ奥薗壽子 MAIL 

昨日、最後の撮影が終わりました!!!

約2ヶ月間で撮影した料理点数は
撮り直しなどもあったため
結局550点近くになりましたが
何とか、最後までとり終えて、感無量です。

料理を考える方法は人それぞれだと思いますが

私の場合、毎日毎日こつこつと地道に試作して
ノートに記録を残し
たまったところで発表する、見たいなやり方なので

去年から今年にかけて
こつこつためてきたものを
この2ヶ月間で、全部放出した
そんな感じです。

300レシピくらいまでは、
自分のペースを守りながら
何とか淡々とこなしていたのですが

400レシピ過ぎたあたりからは
かなりきつくなってきたのが正直なところで

最後は、俗な言い方ですが自分との戦いですね。

この前シンクロの世界大会を何気なく見ていたら

ああ、私のやっていることも
こういうことなんだなと思いまして

空気を一杯吸って、
それを少しずつ上手に出しながら、もぐり続ける。

競技の最後のほうで、もう息が切れて、ただでさえつらいところで
20秒とか30秒とか、もぐりっぱなしで足の演技をする。

体力も限界に来ているところに
すったはずの肺の空気もなくなる

ここが本当の力のみせどころで
落ち着いて、最後まで気を抜かず
持てる力を全部出し切るべく
ただひたすら完璧を目指す。

撮影の終わりは、まさにそんな感じでした。

でもここで、苦しいけれどがまんしてがまんして、持っている酸素を全部はききってこそ
顔を上げたときに、新しい空気を思いっきり吸えるわけなのだから

私も自分の中にためてきたいろんなレシピや知識を
苦しくても、落ち着いて落ち着いて
悔いのないように何とか全部出し切ってこそ

また、明日から新しいことに挑戦できると思って
最後までがんばったって感じです。

明日は、テレビの大きな仕事があって
そのレシピの最終調整で今日は一日試作に終われ
明日はその収録。

これで大きな撮影は、一段落。

あさってからは
撮影した料理のレシピの修正と原稿の加筆で
あと一ヶ月ほど自分との戦いは続きます。

でも、シンクロもおそらくそうだと思うんだけれど

肺の中の空気をぜーんぶだし切ったら
新しい空気は、勝手にどんどん入ってくるんですよね。
本当に、がんばらなくても
新しい空気、つまり新しいレシピや新しい知識や新しい発想や
そういうものが、次から次へと勝手にどんどん入ってくる

おそらく、その瞬間が、たまらなく楽しくて
その瞬間に出会いたくて
きっと、必死気苦しみながら自分の中のものを全部出し切ってしまいたくなるんだと思う。

秋になったら、きっと、新しいことに夢中になっている自分がいると思う。




2009/07/26(Sun) 仕事と家事奥薗壽子 MAIL 

昨日は、国際福祉大学というところで講演会です。

テーマは
「仕事も家事も さらりとこなす ニコニコずぼら力のすすめ」

つまり、あんまりがんばりすぎす
仕事も家事もやりましょう、みたいな事ですね。

いや、まあ、テーマはテーマとして
仕事と家事と、全部完璧にやろうと思ったら
そりゃあもう、大変ですよ。

私自身専業主婦を3ヶ月ほどやったことがあるんですけど
正直、3ヶ月で才能がないと自覚し、挫折しました。

専業主婦も、仕事しながら家事をこなすのも
ないものねだりで、自分と違う立場のほうが楽そうに見えるんだけれど
実際は、どちらが楽ということもないと、思いますね。

仕事と家事を両立するためには
家族の協力が大切だとよく言われているけれど
その協力の仕方だって、その家族によって違っていいと私は思うんです。

うちの場合、小さいときから家事分担とかは一切せず
家事全部、私一人がやってきたんですね。

それが、子供の成長とか教育にとってよかったか悪かったかは別として
私は
自分が働いているんだから、あんたたちも家のことを分担してやりなさいよ
みたいな事が、あまり好きではなくて

お母さんは急がしそうで、大変そうだけど
大好きな仕事ができて幸せだなといつもいつも思ってほしかったというか。

お母さんは好きな仕事をしているのに
そのせいでやりたくないもないお手伝いをやらされるなんて
なんか、自分たちばっかり損してるな。
なんていう風に、思ってほしくなかったし
なんで手伝ってくれないの!!っていらいらするのもいやだったし
それなら、自分でさっさとやってにっこりしてるほうが、気持ちいいと思ったんです。
これはあくまで我が家のやり方なんだけど。

おかげで(?)
我が家は多少家の中が散らかってても
洗濯物のたたみ方が雑でも
誰も文句なんていわない。
これはこれで、バランス取れてるんじゃないかと思ってるんです。

家族は、私が大好きな仕事をできて幸せだと思ってくれてるし
好きな仕事をするってことが、幸せな人生にとって大切だってことは
子供たちに伝わってるんじゃないかなと思ってるんです。

そして、時に
落ち込んだり、やる気をなくしたり、めそめそないたり、ため息をついたりしてるから
好きな仕事をするといっても、いいことばかりじゃないってこともわかってるだろうし

次の日にはけろりと立ち直っていたりするから
好きなことというのは、
立ち直るエネルギーもたくさん与えてくれるのだということも知ってると思う。

かっこよく、完璧じゃないけど
それでいいと、私は思っているのです。

最近カキ氷に凝っていて
食後毎日のようにカキ氷大会をやって
そしたら先日、息子がやっぱこれがいるんじゃない?
と言って、MEIJIYA のいちごシロップとメロンシロップを買ってきたんです。

何がイチゴなのか、何がメロンなのか正直よくわからないんだけれど
あの赤い色や緑色
独特の香料の色
練乳をかけたときのあの色のコントラスト
妙に懐かしくて、うれしくて

毎日毎日、わいわいいいながら、作っては食べ作っては食べ。

そういえば、この前は、家族でデラウエアの早食い競争なんかやって
私、ダントツで勝ちました!!

なーんて
文字で書いたら、どーってことない日常の一こま

でもね、たぶん、こんな何気ない日常の一こまがあるから
また、がんばろうと思えるんだよね。

結局、自分ががんばってるつもりでも
本当は家族に助けてもらっているってことなんですよね。




2009/07/24(Fri) そうめんチャンプルー奥薗壽子 MAIL 

今日は、朝ご飯にそうめんチャンプルーを作ってみました。

なんで朝から、そうめんチャンプルーなのかというと
なんかこのところ
あまりにも忙しくて

食べてるんだか食べてないんだか
もう、それさえ、わかんないような状況で

撮影のために試作もたくさん作って
たくさん食べているはずなのに

やっぱ、仕事でつくるのって
そのときに身体が欲しているものや
食べたいなメニューじゃないからか
試作料理と撮影用の料理ばかり食べていると
栄養は取れているはずなのに
なぜか、身体の中心のほうの力がなくなってくる感じがするんですよね。

早い話、夏バテって言うんですかね、こういうの。
まだ、撮影が終わってないし
撮影後の仕事も山ほど残っているのに
それではいかん!!

と、言うわけで、今日は朝からガッツリ食べてみようと思ったわけです。

そうめんチャンプルーって
具の定義とかは、おそらくないとは思うんだけれど
かつて私が沖縄で食べたのは
いっつも、ニラだけのシンプルなやつで
せいぜい入っていても、ハムみたいなのがちょこってはいている程度。
でも、それが妙においしくて

だから、私が作るときも
にらは絶対入れます。

で、後はベーコンとかハムとか

ニラって、豚肉と一緒に食べることで
豚肉のビタミンBの吸収を高めてくれるから
疲労回復には、もってこいのメニューになるんですよね。

作り方は、書くほどでもないのだけれど

まず、1センチ幅くらいに切ったベーコンをごま油でいためて
いい香りがしたところで
ゆでたそうめんを入れていためるわけです。

そうそう、そうめんは、別にゆでたてでなくてもよく
そこががパスタと違って、気楽でいいところで
前日に食べた残りを再利用してもできるから
本当に、いいメニューだと思うんです。

あっ、それから
そうめんをゆでた後、水にとってサーっと洗って粗熱をとって
(めんつゆで食べるときは氷水にとってしめるけど
チャンプルーのときは、炒めるから表面のでんぷん質さえ洗い流しておけばOK) 
ざるにあげますよね。
そのときに、そうめんの表面を手のひらでぎゅーっと押してですね
水を絞るって言うか、水を押し出すって言うか。

意外にけっこうたくさんの水が出るんです。

だからラーメン屋さんみたいに
ざるをチャっちゃって振って水を切るだけだと
ぶっかけそうめんなんかにしたとき
つゆが薄まっちゃったりするし
チャンプルーのときも炒めにくい

だからね、水を絞る、
この一手間、大事なんです。

さて、ベーコンから出てきたおいしい油でそうめんをいためたら
塩コショウで味をつけ
最後にざく切りにしたにらをたっぷり入れ
かつお節も混ぜて出来上がり。

沖縄料理屋さんなんかでそうめんチャンプルを食べると
けっこうしっかり味がついていて
油もけっこうギトギトした感じなんだけれど

おうちで作る場合は
そうめん自体が持っている塩味とベーコンの塩分と
最後に振った塩コショウだけで
いいんじゃないかと私は思うんです。
油もそんなたっぷりじゃないほうがいいですね。
そのほうがあっさり食べられる。

で、最初薄味にしておいて
途中味に飽きてきたら
ポン酢醬油をかけるの。

これもまた、さっぱりしていて、するすると食べられます。

夏は、これからが本番。
雨が降ったり曇ったり暑くなったりじめじめしたり
体調が狂う要素満載の今日この頃の気候ですが

簡単なものでもしっかり栄養を取って
何とか、元気に過ごさなくっちゃね。

正直、私も今からだの中にいろんな疲れが一杯一杯までたまっているんだけれど
でも、これはチャンスだと思って
この私の身体を実験台にして
元気になれる食べ物を、作って食べてみようと思っています。

<今日の一日一元>
発想の転換で、チャンスに変える

<今日の梅子>






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